月商の何か月分かを持つという判断でいいのか?

2023年09月04日

月商の何か月分かを持つという判断でいいのか?
手元の預金をいくら持っていれば安心できるのだろうか

気になるところです。

よく「月商の3か月分は持ちましょう」といわれることがあります。

しかし、その根拠はあいまいです。

「月商」といっても、業種によって、その金額は大きく違います。

10%の粗利(限界利益)の事業と、

70%の粗利(限界利益)の事業では、

同じ1000万円の売り上げでも前者は100万円の粗利ですし、

後者は700万の粗利です。

その粗利でもって固定経費をまかなっているわけですが、

その固定費も違い、必要な利益も違います。

借入金があれば、その返済額も違うでしょう。

基準となる売上がいくらなのかさえ不明確ですので、

売り上げの〇か月分というのは判断基準としては、少し違うのではないでしょうか。





タグ :資金繰り

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